スパイクアウト用ブラストシティ導入記

アストロシティとニューネットシティを入手して楽しんでいましたが、二台とも良い筐体なのに何か物足りないと感じていました。アストロシティはJVS対応しようとすると31Kでは映せない・・・ニューネットシティはJAMMA基板を稼働するには変換基板が間に入って遅延の心配が。
この状況を改善するにはアストロシティを31K化するのがいいんじゃないかと考えてオークションを徘徊する日々。
ある日魅力的な商品を発見!ブラストシティのモニタです。焼けも少なく周波数切り替えがDIPスイッチタイプの物とのこと
これは買いだろと早速落札。送料込みで約4万円でした。到着したモニタをアストロシティに装着するべく準備です。

NANAO MS-2930 モード切替DIPスイッチ仕様です
モニタの穴は左上の穴がブラスト用で、今ボルトが刺さっている穴がアストロ用です。アストロ用のモニタにはこの穴しかありません。アストロ用のモニタはフレームを替えるか穴をあけないとブラストには載らないということですね。
これエスカッションの隙間埋めにモニタフレームの下にワッシャを5枚重ねています。これぐらい嵩上げしないと隙間がスカスカです。
積んでみてわかったんですが、ブラストのモニタはアストロにも積めるように穴が開いているんですね。 しかし、実際に積むとエスカッションに隙間ができてガサガサなんです。
ブラストモニタのほうがフラットなんですね。 しかもスリム。ボルトにワッシャを噛ませてかさ上げしてようやく隙間が埋まる感じです。それでも隙間が気になるので・・・・
こいつでモニタとエスカッションの隙間に埋めます。
エスカッションの裏にはすでにスポンジが貼られているんですが、その上からこんな感じで貼り付けます。
モニタ調整基板もアストロの物とは違い、DIPスイッチで周波数を変更する設定箇所があります。 下の写真は、上がブラストMS-2930用、下がアストロMS8-29FSG用です。
左の写真は元のアストロシティ標準MS8-29FEGをMS-2930に積み替えた後です。

ブラストのMS-2930はフロントに接続端子が延長されているんですが、モニタの後ろについている端子はアストロと同Pin配列なので差し替え出来ます。モニタケーブルはアストロの物がそのまま刺せます 。ミニD-sub15Pin端子がその上に見えています。アストロMS-8には無いもので、MS-2930ではフロントのDIPスイッチでJAMMA入力かミニD-sub15Pin入力かを選ぶところがあります。

右の写真で赤く囲ったところにスポンジが見えると思います。
こんな感じでエスカッションの間に隙間ができるのを上手く埋めることができました。

アストロにブラストモニタ搭載完成〜

最強の環境になったので、これでしばらく遊べるなぁと思っていたんですが・・・・某オークションサイトに心を揺さぶる出品が出てしまいます。
ブラストシティのガラだけ。手元にモニタがあるから良いよねと思っちゃったのが運の尽きwしかも5000円ですよ!もうどうしようか散々悩んで入札w落しちゃったんですこれがまた 誰も入札がなく、無事こちらが落札できたのは良いんですが、取りに行くのが遠方・・・
結構遠いので如何しようかと悩むも、結局運送屋さんに依頼せず遠方まで自分で取りに行くという暴挙を敢行!
高速道路に乗って取りに行くのもつらくないんだなぁなんでだろう・・・
もうね物好きのページですから何でもアリなんですw

高速道路も深夜料金のETC価格を調べ上げ、一番安い時間帯に通過するように調整。 物好きは本当に無謀な事をしてしまうものなんですよ。
周囲からは何考えてるの?呆れ果てられてますw
もちろんウチの二階に筐体3台となるので、耐荷重も調査。ウチの環境では大丈夫だと判断しました。

※これは環境人それぞれですので、筐体3台入れて家が傾いたとかの苦情は一切受け付けません。何かあっても一切当方では感知しませんのでご了承ください。

現地訪問して筐体とご対面。ある程度予想していましたが、 ロケを引退したバリバリの稼働筐体でしたw
凄まじい汚れっぷり。固着したシール汚れにタバコのタールが染み込んだボディ内側と外側。
現地で車に積むために準備していたゴミ袋を解体したビニールシートで全体を覆い養生テープで外れないように固定。 埃が落ちないようにぐるぐる巻きです。
ロケでの歴史を感じる非常に汚い個体でしたが、何とか無事車に積み込むことに成功。車内での臭い拡散も防御できました。

引取りの際この筐体のお話をいろいろお伺いできました。この筐体はレンタル契約の期限切れ引上げ機だそうです。 どこかのお店で長い間ゲーマーを楽しませていたんでしょうな・・・ これからはウチで第二の人生を送るのです。

帰りの道筋で、車にブラストシティが載っていると、信号待ちで並んだ人から白い目で見られるので、主要な部分は新聞で覆い隠しましたよ。
皆さんも自家用車に筐体を積んで連れて帰る際には気を付けてくださいね

さぁ後は荷下ろし後、分解と洗浄を並行して二階に搬入→組み立てです!
写真ではわかりにくいですが、この内側もたばこのヤニと埃の巣窟でした。ハーネスを触るだけで手が真っ黒になる状態です。まぁロケでの稼働だとこんなもんでしょうけどね。
何とこの筐体MODEL3で運用していたとのお話だったのですが、どうもスパイクアウトだったようで、サウンドボード関連のハーネス全部ついていましたw
超ラッキー!この子は家に来る運命だったのですw
ブラストシティを分解、洗浄して搬入しよう!!

【心の準備】
・筐体を購入する覚悟。バラして組み上げるということは、何らかの事情で筐体を手放さなければならなくなった時、再度バラして搬出という作業が加わります。その覚悟ができないと買ってはいけません。後悔します。
・業務用なので家庭用のように便利で至れり尽くせりではないということを認識する必要があります。筐体でプレイするのは格別ですが、熱が冷めれば只の大きな物体です。トラブルが起きても自分で解決する強い熱意が長く持続するかどうか自分に問いかけてみてください。
・ブラストシティは重いです。約101kgあるはずです。設置場所に気を付けてください。アストロシティよりも約10kgぐらい重いはずです。
・アストロシティよりもすこし分解が大変です。工夫すれば組み立ては楽になりますが。この記事を見て心が折れるようなら諦めた方がいいと思います。
・筐体部品を洗浄している写真も掲載しています。めんどくせーなこりゃという方は止めた方がいいかも。値段が安いロケ上がりの筐体は総じてこういう感じであることを覚悟していく方がいいと思います。きれいな筐体がいい!というのはみんな考えることですが、そんな筐体はオークションでも大体高値取引です。業者さんに頼む場合、陸送費も含めてかなり費用が嵩みます。物欲リミッターが崩壊している状態では冷静に物事を判断できないと思いますので、深呼吸して検討してください。

https://wiki.arcadeotaku.com/w/Sega_Blast_City

ここでマニュアル等膨大な情報を入手できます。事前準備をお勧めします。


【事前準備】
・納品された筐体をバラすための二〜三畳程度のスペース。できれば屋根のあるところがお勧め。うちは玄関でバラしました。 解体後丸洗いするなら風呂場の寸法も図っておいたほうがいいかも。ウチは風呂場では筐体の前部分は入らないので外で丸ごと洗浄しました。外では洗えない場合、雑巾で洗剤付けながら水拭がいいかも。
筐体を横倒しにできるスペースがないと、バラせません。記事を見ていただくと伝わると思います。
・部屋に購入した筐体の置き場があり、設置場所とは別に筐体周りにスペースを確保できるかどうか確認!(バラしたものを組み上げるまで置いておく為のもので一時的で可) もし筐体分解後部品を丸洗いするなら、搬入後その部品を乾燥させるための置き場所が必要です。
・ドア幅の計測。約63p以上なら以下のバラシ方法で通ります。
・モニタ(約40kg)を持ち上げられる人。自分、または手伝いの人で。
・モニタが持てれば作業は分解搬入に関しては1人でも可能です。モニタの回転は設置後一人でするのは厳しいです。(コンパネを土台から丸ごと外せばモニタを持てる人なら可能。) コンパネ土台を外さない場合、モニタの回転時は2人必要なので、設置前に横画面か縦画面かを決めておいた方が無難です。
・自動車で筐体を積み込む場合は、その筐体が汚れている場合がありますので、ビニールなどで全体を覆って埃が落ちないようにした方がいいです。ゴミ袋を解体して一枚の広いシートにするのはお勧め。
・また、車に筐体を積み込むと目立ちます。信号待ちで並ぶと間違いなく白い目で見られます。新聞等で覆い隠す方が精神衛生上宜しいかと思われますw

・ブラストシティ(メンテナンスキー必須・金庫キーは無くても可。キーがなくても、コンパネが開いている状態ならそれで大丈夫です。)
・10mm、12mmスパナ(一応セットでご用意を。12oがモニタナットだったと思います)
・長めのプラスドライバー(大きめの物)


・ネジザウルス これがあると便利です。筐体の下側のねじが固すぎてこれのお世話になりました。約2000円ぐらいかと。



この写真はネジザウルスGXという機種なんですが、これではダメな筐体がありましたので、「ネジザウルスRX」をお勧めします!

DSCN1548.jpg GXの兄貴分「RX」を購入してください。

買うなら絶対RX!!RX!!(大事なことなので2回w)

力の必要な加減が全く違います。RXを購入しておけば事足りるはずです。

・ラチェットのセット(これを含む安物の工具セット等)
・電動ドライバ(安物で十分・充電式がいいですが、当方はケーブル式でした。)
・養生ふとん。またはキルティングと呼ばれる家具屋さんが使う家具移動用の布団数枚。
・養生テープ。100均で売っているものでOK。布団やエアキャップで包むときに重宝します。
・床を養生するための段ボール数枚。できれば大きいものを。
・外したねじ等を入れるためのケース
・分解時の要所要所を撮影するためのカメラまたはスマホ(配線等を元に戻すときに確認するため)
・掃除機。細かいところを吸えるような吸気口があるものがベター。分解した部分が汚い可能性がある場合、分解→清掃→搬入となる可能性があるので、事前に確認したほうがいいです。
・雑巾。またはティッシュペーパーと霧吹きボトル。ウェットティッシュでも可。清掃されていない筐体の場合は勿論、簡易清掃されていてもモニタ周りや分解した筐体の内側が真っ黒という可能性もあります。ある程度拭き掃除できるよう準備しておいた方が無難です。
・汚れた布等を捨てるためのごみ袋。

【注意事項】
・壁と床を段ボールや養生テープ等で養生しておいたほうが、傷の心配が無い(一人でやる時はやったほうが壁などに傷がつかないので安心。)
・記載している箇所以外にトルクスネジやヘックスローブねじを使用している物があるらしいので、用意しておいたほうが吉です。
・ブラストシティでも仕様が違う場合があるらしいので気を付けて
・配送直後は動作確認をした方がいいです。そのあとはコンセントを必ず抜く事。
・以下の作業は全て自己責任でお願いします。感電に注意してください。モニタの後ろは必要箇所以外触ると危険です。アノードキャップ周辺は特に注意が必要。
 

【その他】
・外したネジ類は、ケースに入れておくと紛失防止になります。また、分解途中をカメラでこまめに撮影するとハーネスの刺し位置など後で元に戻しやすくなります。
・説明書は先に入手したほうがイメージをつかみやすいです。
・分解搬入についてのみ紹介してるので、他の作業は説明書やネットで情報漁ってください。

では分解を始めましょう。荷下ろししたときの写真が無いです!車を汚さないように慎重に降ろしていて撮ることを忘れていましたw
取り敢えず組み上げ後の写真と混ぜながら掲載していきます。
まずコンパネのコネクタ3本を外し、その後赤丸の黒いボルト6本(写真には左側の2本が映っていません)と銀色のネジ2本を外します。
これでコンパネは上に外すとガタッと簡単に取れます。
取り外したコンパネがこんな感じ。鬼のように汚れています。風呂場で一度お湯をかけた後、ルックお風呂の洗剤をぶっかけたところヤニ汚れが一気に浮き出し面白いように汚れが取れます。歯ブラシとメラミンスポンジでしつこい汚れを落としながら終わったら拭き上げして搬入場所に持ち込みましょう!
次に蛍光灯を外します。右写真の6か所のねじを外します。すると裏の鉄板に蛍光灯が付いていますのでそのまま取り外します。コネクタが取りにくいので注意してください。また、この板かなり重いです。気を付けてください。
裏板を外したらこんな感じです。左側看板部の茶色い部分は全部ヤニ汚れ。これでもかというぐらいこびりついてます。裏板は蛍光灯部分をビニールにくるんで養生した後、風呂場で洗浄。水気をふき上げて搬入場所へGo!

この写真に映っている蛍光灯の下の平らな部分ですが、筐体後ろの取っ手のところについているねじを外すと取れます。筐体内部と看板部分を隔てる部品のようですが、これも洗浄して搬入しましょう。

次に看板の取り外しです。これも写真が無いので洗浄終わった後の組み上げ後の写真を流用してます。赤丸で囲っている上部のところに、ねじが二か所ありますので外します。透明なプラの部分を上に持ち上げながら斜め手前に持ち上げると取れます。BLASTCITYと書いているボードも一緒に取れますので外してください。ウチのはこのまま風呂場に直行w

この写真では写っていませんが、モニタ周りの黒いエスカッションも取り外します。モニタ下の赤い丸で囲った部分に指を入れると爪がありますので、引っ張ったら簡単に取れます。

モニタの下の端子3か所を外します。その後四隅のボルトを取り外してモニタを取り外します。

洗剤付けてしばらく放置すると見事に汚れが浮き上がってきます。たばこのヤニがすごいです。メラミンスポンジと歯ブラシでこびりついた汚れを落として拭き上げしたら搬入場所へ移動移動。

因みにインストカード貼り付け部分にはシールの貼り跡がたっぷり残っていたんですが、除光液と綿棒できれいに除去できました。


他の取り外したどの部品もこんな感じでドロドロでしたよw
またまた撮影できていないので組み上げ時の写真ですw
モニタを降ろすとこんな感じです。写真では外れていますが、フロントドアを取り外しておきましょう。

さぁ今度は筐体の後ろ部分を分解です。

電源ボックスを外します。この写真もきれいにした後ですが、実際はもっとドロドロですw

赤丸の4か所のねじを外して、手前に引き抜くとボックス自体が外れます。

取り外した直後の電源ボックス。たばこと埃でドロドロです。これを・・・・・
電源の中身も埃だらけ。分解して掃除機で埃除去+雑巾で拭き掃除。分解して洗える部品は洗浄。基板は無水エタノールで洗浄。乾燥させて再組立てしました。

ここは動作にかかわる部分なので、細かい洗浄記事は割愛します。水洗いして下手すると動かなくなりますし事故の元なので自信のない人は触らずエアダスター+掃除機で埃飛ばし+拭き掃除にしておいた方が無難です。

※どうしても洗いたい人は”基板洗浄”でGoogle先生に聞いて下さいw

電源ボックスを外したら、筐体を横倒しにします。横倒しにしたら赤丸のねじを2か所外して、モニタメンテ用ドアを外します。

汚れている写真が所々しかなくて残念です。電源ボックスを外したところ、茶色いでしょ?全体的にこんな汚さですw洗えばきれいに取れるんですけどね。

続いて筐体の後ろ半分を外します。写真の筐体左側に赤丸10か所あります。これを全部外します。この反対側もすべて外します。下部のねじは相当硬いのでネジザウルスの出番が来ると思いますw

また写真が無いので組み立て時の物です。赤丸のキャスターを外します。これで筐体の後ろ側を外せます。この後ろ側はぎりぎり風呂場に入ったので丸洗いw

洗剤まみれにして洗いましたが、茶色い水が相当数流れ出ました。上の写真と見比べても違うでしょ?ホントに綺麗になりますよ丸洗い。
場所が許すならお勧めです。
筐体の後ろ半分を外して、残った前半分を起こすと・・・・

こうなります。見事にドロドロですw

丸洗いするために今度はスピーカーの取り外しです。右写真のスピーカーの後ろ部分のねじを4か所外し、フロント部分に一か所を外さずに緩めると、スピーカー取付金具がグラグラします。 スピーカーのハーネスがすぐ外れるので、金具をずらしてスピーカーを取り出します。これを反対側のスピーカーも同じように外してください。


本当はこのまま土台が付いた状態で二階に上げようと思っていたんですが甘かった・・・・
この状態では階段を登れないことが判明w。土台も外して全バラシすることとなりました。
一階に設置する人はこの状態で搬入できるかもしれませんね。

スピーカーを左右外した後、丸洗いした直後です。もともと引き取った時からコインシューターが取り外されていましたので、そのまま行っちゃいましたw
コインボックスは抜いておいてくださいね。私コインボックスの中を後で拭き掃除しました。
スピーカーメッシュ裏側の埃が尋常じゃなかったですw
この後雑巾で綺麗に拭き上げして水気を取り、元の場所に戻しました。(ウチの場合玄関)

この後、階段にチャレンジして撃沈するわけです。これじゃダメじゃんとw
ネジが異常に硬い最終難関w底板部分とフロント部分の切り離し作業に突入〜

筐体を起こした状態で、コインボックスの中とフロンドア内部の2か所、計3か所のねじを外します。外した後筐体をうつ伏せに寝かせます。次に筐体内部の電源コネクタとアース、コインメーター配線を外します。左下の写真はすでにアースを外していますが、赤丸を付けているところをすべて外します。

また、コインメーターは端子がめり込んでいるので、爪を押しながら引き抜き、ケーブルを抜きます。



※写真が取れていなかったのでこれも組み上げ時の写真です。

土台についている付属物は上の工程ですべて外れるはずですので、次はとうとう土台の取り外しです。アジャスターに隠れていますが、赤丸で囲った左右それぞれ3か所計6か所のねじを外します。これがまた硬い!ネジザウルスのお力をお借りしました。たぶんですが、土台のねじにはネジゆるみ防止接着剤のようなものが使われているような気がします。それぐらい硬いです。普通の電動ドライバーでは歯が立ちません。
お疲れさまでした!ここまで無事解体できれば、後は二階に搬入して組み立てですよ!
部品を全部2階の部屋に搬入完了!あとはバラしたて順と逆に組み上げていけば完成です。
スピーカーのエッジが崩れ落ちる問題が発生して、しばらくこの状態で放置していました。
スピーカーは無事修復し、組み上げも順調に進みました。
で・・・・・
コンパネはニューネットシティー導入時につけてもらったブラストシティのオリジナル新品コンパネを付け、ニューネットのほうは純正コンパネを新たに入手して取付。2L12B変換ハーネスも入手したりと細々した購入は続きましたが、とりあえずここまで漕ぎ着けました~ワーイ

閉店時間を気にすることなくプレイできるのは夢の様ですなぁ
何で早く買わなかったんだろうと後悔してます。

スピーカーの修復については別に作成します。


ブラストシティのスピーカーを補修しよう
よくブラストシティのスピーカーはエッジがボロボロになって代わりのスピーカーが廃盤になっててダメという情報を目にしていました。うちに来たブラストもご多分に漏れず同じ状態w。掃除をしようと掃除機にかけたらこの有様です。

左右4個のスピーカーのうち、一つがボロボロ。残り三つももうすぐ崩れるという酷い状況です。
分解して搬入している最中にこりゃダメだ・・・・となり、ネットを徘徊して解決策を探している間、バラバラになったブラストシティは組み上げ出来ず(TT。
いろいろ検索して漸くスピーカーエッジを自作するというサイトにたどり着きます。

https://nori-take.wixsite.com/repairspeaker https://multicreativelife.com/2018/08/30/post-319/


いろいろと調べた結果、エッジを自作するという情報に行きつきます。しかしエッジを自作するとなると手間も時間もかかってしまって狭い部屋がパンクしてしまう為エッジを修理する方向で検索し続けました。ブラストシティのスピーカーは筐体を組み上げてからでは修復できない為、部屋の中でバラバラになった部品たちと共に悩み続けるわけにもいきません。すると・・・・

  
こんなものを紹介しているところがありました!!
塗るゴムです。本格的な製品は1600円ぐらいするみたいですが、これはダイソーで100円!!安い!!早速3個購入w

手芸コーナーに置いてあります。大き目のダイソーに行かないと売って無いかもしれません。


まずはスピーカーを分解です。

ねじを外すと写真のように中身にアクセスできます。3WAYスピーカーのようですね。
スピーカー下の穴からは埃が侵入してきていましたが、中までは汚れていませんでした。
ダメなスピーカー2個を取り外します。
写真のとおりエッジはすでに崩れかけています。早くプレイできるようにしたいので、ここは見てくれを捨て、実益重視でいきます。スピーカーを解体したときに出てきた黒い布テープ。これをはさみで切って足りないところに補い、上からゴムを塗ってエッジの代わりにします。損傷の酷いのは掃除機をかけた一つだけで、後は崩れる5秒前のものが3個。これらは掃除をせず、埃の上からゴムを塗って補強することにしました。
これが因みにブラストシティに搭載されている純正のスピーカー、TOPTONEのF17E4U01です。

http://www.toptone.co.jp/en/products/full/F17E4U01-1.html

残念ながら廃版だそうです。楕円のスピーカーは売っているんですが、ここにある縦102oという寸法が曲者です。
この長さの物は探しても無い・・・大概90o前後で、オーバーするか隙間が空いてしまうかどちらかなんですなこれが。
ウチの一番ひどいスピーカーに布テープの切れ端を成型して穴埋めして上から塗るゴムを厚塗りした直後の写真です。
これが乾くとしっかりくっついて、しかも透明になります。
本当はエッジを自作したいところなんですが・・・まぁ音が鳴ることが先決なんですと自分に言い聞かせ・・・粛々と作業進行w

片側はスピーカーを外しましたが、もう片方は掃除だけして外さずにゴムを塗って乾燥させるようにしました。

これが・・・
こうなって・・・・だんだん乾いてきたでしょ?
こうなります。ゴムの部分は透明になり固まるので、ポロポロ破れることはありません。埃の上からゴムを塗ったので埃ごと固まってますw
もちろんゴムなので弾力があり、スピーカーエッジのよう音が鳴ると振動します。これでゴムの部分を黒く塗れば完璧なのですが、早く組み上げるのが優先のため今回は見送り。本当はエッジを自作してきれいにしたいところですがそれはまた機会があれば。
スピーカーは隠れるのでこれで十分と自分に言い聞かせます。

スパイクアウトの最初の面の音楽がきちんと左右から分かれてステレオで聞こえますし、片側で音量がおかしいとか音が安っぽいというようなことはありません。もちろん新品には敵いませんが、まぁ及第点ではないでしょうか。安く済ませたい人には超お勧めですw
ある方からスピーカーを修復した時の音がどのようになるのかとご質問を頂きましたのでスマホで撮影してみました。映像は乱れていますが、ステレオの音がどの程度純正環境と差があるのか確認いただけると思います。
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